多様な発想支援士養成講座step2なごみ インクルーシブ教育とは(応用編)

海外の視点や人権からインクルーシブ教育の理解を深めていきましょう

インクルーシブ教育についての理解を更に深めていきます。

外国のインクルーシブ教育の状況にも目を向けて視野を広げ、また、子どもを肯定的にとらえる視点、人権という視点からインクルーシブ教育の理解を深めていきましょう。

講座概要

タイトル step2 なごみ
テーマ インクルーシブ教育とは(応用編)
講座数 5講座
内容

人権、共生、共学の概念

多様性の教育

海外のインクルーシブ教育

インクルーシブな保育

精神保健教育

視聴期間 3ヶ月

※フライヤーはこちらです

内容・講師

1. 子どもの人権の視点からインクルーシブ教育を考える

本講義では、インクルーシブ教育について考える視点として、子どもの人権に焦点を当ててお話します。

そして、子どもの権利の視点から、日本や海外の共生・共学にむけた運動や実践について説明していきます。最後に、障害者権利条約とそれが掲げる「インクルーシブ教育を受ける権利」についても紹介します。

濱元 伸彦はまもと のぶひこ

関西学院大学 教育学部 准教授

野口晃菜 顔写真

米国の教育学大学院を卒業後、大阪府の中学校教員として勤務。人権教育の実践に関わる一方で、ある親子との出会いで初めてインクルーシブ教育を知り、研究するようになる。現在は、研究職として、関西の小中学校の支援に関わりながら、インクルーシブな学校づくりのあり方を研究している。また、オーストラリアやイギリスのインクルーシブ教育の研究も行っている。近著に『インクルーシブ教育ハンドブック』があります。


2. 誰一人置き去りにしない教育を求めて~夜間中学からみえてくること~

本講義では、基礎教育とりわけ夜間中学について説明します。日本には読み書きできない人はいない、識字率は100%と思われている方が多いですが、いわばその常識を覆すエビデンスを示すと共に、実際の事例を元に、インクルーシブ教育を考える上での重要かつ新しい視点を提示したいと思います。

城之内 庸仁しろのうち のぶひと

一般社団法人岡山に夜間中学校をつくる会 理事長

中国地方初となる「自主夜間中学校」を立ち上げ、現在日本最大規模と言われる自主夜間中学校を運営。全国夜間中学校研究会理事、基礎教育保障学会理事、三豊市総合政策アドバイザー、三豊市における公立中学校夜間学級在方検討委員会副委員長等を務め、実践・研究の両面から基礎教育の保障、とりわけ夜間中学について発信している。テレビ各局や新聞各紙で岡山自主夜間中学校の取組みが報道され注目を集めています。


3. 海外のインクルーシブ教育に学ぶ

障害者の権利条約には、障害者の社会への完全な包摂と参加」が謳われていますが、日本型の「インクルーシブ教育システムの構築」は国連の委員会から改善勧告を受けました。この講義では、望ましいインクルーシブ教育のあり方を考えていくために、50年前からフルインクルーシブ教育に取り組んでいるイタリアをはじめとしてヨーロッパを中心に海外のインクルーシブ教育への取り組み状況を紹介します。

大内 進 おおうち すすむ

星美学園短期大学客員研究員

東京都公立学校教諭、筑波大学附属盲学校教諭を経て、、国立特別支援教育総合研究所にて、実際的研究、研修、相談などに従事しました。専門は視覚障害教育、イタリアの教育。近年の編著書に『視覚障害教育に携わる方のために』『視覚障害のためのインクルーシブアート学習』『イタリアのフルインクルーシブ教育』などがあります。


4. 「共生社会の担い手を育む」を保育・教育の合言葉に〜気になる子どもの視点で保育を見直しながら〜

本講義では、保育所・認定こども園・幼稚園における特別な支援を要する子どもへの支援やそうした子どもを含むクラスの保育について具体例を交えながらお話しています。まず、子どもを肯定的にとらえることの大切さをお話しします。続いて、いま保育現場の先生方がなさっていることは「共生社会の担い手」を育むことにつながっていることを述べます。最後に、子どもの視点からどのように保育を見直すかを提案しています。

久保山 茂樹くぼやま しげき

独立行政法人国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター上席総括研究員(兼)センター長

大学と大学院で子どもの発達や困難さのあるお子さんへのかかわりについて学びました。研究職としての仕事と共に療育センターの早期療育科や乳幼児健診での相談を行ってきました。また、保育所・認定こども園・幼稚園にお邪魔して、保育からたくさんのことを学んでいます。中央教育審議会幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会の委員もしています。近著に『ちょっと気になる子の理解と育ち 知恵とワザ』があります。


5. こころの病とは~精神保健教育「こころの病気を学ぶ授業」~

本講義では、日本の五大疾患で最も多く、増加の一途を辿る「精神疾患」について原因や症状、基本的な知識や現状の課題を説明します。また、日本のみならず、世界の課題となっている「精神障害」への偏見や差別について説明していきます。最後に私が中学校で実施している当事者と生徒の交流授業の精神保健教育「こころの病気を学ぶ授業」をご紹介します。

田渕 泰子たぶち やすこ

川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科 講師

大学卒業後、山陽放送株式会社報道制作局アナウンス部入社。アナウンサー&ディレクターとして、15年間、TVやラジオ番組企画制作を生業とする。精神保健福祉士国家資格取得後、医療福祉界へ転身。万成病院入職。多機能型事業所ひまわり開設。責任者を15年間務める。精神保健教育「こころの病気を学ぶ授業」を実施しています。精神障害への偏見解消が研究テーマです。


受講方法

動画視聴+レポート提出

  1. お申込の翌月1日から3か月間、step2【なごみ】の5講座を視聴します。3か月間の視聴期間がありますので、ご自身の都合の良い時間帯にご視聴ください。
    (例:11月5日にお申込の場合、12月1日から視聴開始となります。12月30日にお申込の場合、2月1日から視聴開始となります。)
  2. step2【なごみ】の5講座に対して5つのレポートを提出

動画視聴に関する注意事項

  • パソコン、タブレット、スマートフォンなど動画視聴に耐えうる通信速度の環境でご視聴をお勧めします。

  • 動画視聴されるご本人の責任において、必要な機器や、通信環境のご準備をお願いします。インターネットの通信費は受講される方のご負担となります。

  • ご自身の通信環境の不安定さで生じた不具合(動画が閲覧できない、通信が途切れる、画面が不安定等)について当法人は保証いたしかねますのでご了承ください。

  • 動画サイトVimeoを使用します。詳細はこちらからご覧いただけます。→ Vimeoに必要な環境

注意事項

  • お申込前に必ず利用規約をご確認ください。→ 利用規約はこちら
  • 1人分の受講料で『複数人、グループ、施設内』等で視聴ページや資料等を共有することは固くお断りいたします。
  • 本コンテンツは、本講座の視聴用途のみにてご利用ください。
  • 本コンテンツの複製、上映、公衆送信、展示、頒布、譲渡、貸与、翻案、翻訳、二次的利用等は、目的の如何を問わずお断りします。
  • 本コンテンツを、著作権者の許諾を得ずに、複製、上映、公衆送信、展示、頒布、譲渡、貸与、翻案、翻訳、二次的利用等をすることは著作権を侵害する行為であり、その利用者は刑事責任を問われる可能性があります。また、これらの行為は講演者等の肖像権等を侵害する行為となります。 

受講証明書の発行について

step2【なごみ】の5講座に対して5つのレポートを提出後、1ヶ月以内にメールで受講証明書をお送りします。各講座のレポートはアンケート形式です。

実際の証明書の内容と変わる場合があります
実際の証明書の内容と変わる場合があります

受講料

一般 20,000円
サポーター 10,000円
学生 5,000円
  • サポーターとは、当NPOを継続的に寄付で応援されている方のことです。サポーターでお申込みされる方は、まずはサポーターへの入会をよろしくお願いいたします。サポーターについてはこちらです。
  • 学生は24歳まで。申込時に学生証の写真が必要になります。

お申込みのから受講までの流れ

申込締切:毎月25日 午前10時

  1. ページ下部の「お申込みボタン」からお申し込み下さい。
    (お申込みは専用サイト「Doorkeeper」を利用しています。Doorkeeperについてお知りになりたい方はこちらのリンクからご覧ください。)
  2. 事務局から動画視聴開始当日にメールで動画視聴リンクとパスワードをお送りします。
  3. お申し込みの翌月1日から動画を視聴できます。3ヶ月の視聴期間がございますので、ご都合の良い時間帯にご視聴ください。
  4. 各講座のレポートを提出した後、1ヶ月以内にメールで受講証明書をお送りします。

お支払い方法

  • クレジットカード
  • 銀行振込

キャンセルについて

キャンセルの場合は必ず inclusive@jiei.org までご連絡ください。

ご入金後の返金はありませんので予めご了承ください。 

お申し込み

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銀行振込をご希望の方はinclusive@jiei.org まで下記の内容をメールでお送り下さい。追って、振り込み方法などのお知らせをお送りします。

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