多様な発想支援士養成講座step1すこやか インクルーシブ教育とは(基礎編)

インクルーシブってなに?をまず知っていきましょう

インクルージョンとは何でしょう?インクルーシブ教育とは何でしょう?

多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】では、具体的なイメージを持つところからはじめていきます。

その上で、LGBTQや読み書きの困難を例に、さらに理解を深めていきましょう。

講座概要

タイトル step1 すこやか
テーマ インクルーシブ教育とは(基礎編)
講座数 4講座
内容 インクルーシブの概念
ユネスコの定義
LGBTQ、ディスレクシアなど
視聴期間 3ヶ月

※フライヤーはこちらです

内容・講師

1. インクルーシブ教育とは

本講義では、インクルージョンの定義と共に、障害の社会モデル、特権などの概念についてまず確認をしていきます。その上で、インクルーシブ教育の定義、および現状の課題について整理します。多様な子どもがいることを前提とした際に、学校教育でできることや、実際の学校現場における実践についても紹介します。

野口 晃菜(のぐち あきな)

一般社団法人UNIVA 理事 博士(障害科学)

野口晃菜 顔写真

中高をアメリカで過ごし、その後筑波大学・大学院においてインクルーシブ教育について研究。その後小学校講師、民間企業の研究所長を経て、現在一般社団法人UNIVA理事などを通じて、教育委員会や学校、企業などと共にインクルーシブな学校や組織づくりを推進。文部科学省「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議」委員など。

共著に『差別のない社会をつくるインクルーシブ教育』『LDの子が見つけたこんな勉強法: 「学び方」はひとつじゃない!』などがあります。


2. エピソード語りで見えてくるインクルーシブ教育の視点

本セッションでは、園や学校現場のリアルなエピソード語りを通して、インクルーシブ教育を進めていく際に誰もが大切にしたい基本的な考え方(視点)を共有していきます。
インクルーシブ教育は、その実現に向けたプロセスそのもののことだと考えて、今、私たち一人ひとりがあちこちでできそうなことを一緒に考えていきます。

青山 新吾(あおやま しんご)

ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科准教授・インクルーシブ教育研究センター長

小学校教員として、主に通級指導教室を担当。その後、教育行政を経験してから大学に移りました。学生や若い卒業生達と一緒に這いつくばりながらも少しずつ前に進もうをモットーに実践研究に取り組んでいます。文部科学省特別支援学校教諭の教職課程コアカリキュラムに関するワーキンググループ委員、特別支援教育総合研究所地域支援事業推進プログラムアドバイザー。近著に『エピソード語りで見えてくるインクルーシブ教育の視点』があります。


3. 性の多様性の理解に向けて

性の多様性の理解に向けて LGBTQ+や性の多様性という言葉を聞いたことがあるでしょうか?最近メディアでは、取り上げられることも多いですが、きちんと知っている方はまだ少ないかもしれません。実際、性的マイノリティは、社会に、隣近所に、また家族にも存在していますが、その存在は気づかれていないことも多いと思います。本当は身近な存在であるはずの性的マイノリティが社会で直面する問題について学び、インクルーシブな社会の作り方を考えていきます。

河口 和也(かわぐち かずや)

広島修道大学人文学部教授

1990年代半ばからセクシュアリティに関する研究を始め、2022年から広島の大学でジェンダー/セクシュアリティについて教えています。最近は、性の多様性という観点から、学校・行政・企業等で研修や講演にあたっています。私自身もゲイの当事者ですが、多様な人たちが自分らしさを大切にして生きやすい社会になるよう何かできたらと思います。共著に『同性愛と異性愛』『教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ』などがあります。


4. 気づけば伸ばせる学習障害~これだけは育ててあげたい生きるチカラ、大人の責務~

読み書きの配慮が育てるものとは何なのか。子供たちに教えたいのは、”挫折”ではなく、”生きる力”。
子供たちに「わかった!」「できた!」をたくさん経験させてやりたい。どの子にも自己肯定感をいっぱいに育んで、社会に送り出してやりたい。
学習障害の”解決”に向け、これまでにない視点で切り込みながら、新しい教育のあり方を考えます。

菊田 史子(きくた ふみこ)

一般社団法人読み書き配慮 代表理事

学習障害の長男を育てる保護者。読み書きへの合理的配慮を得て学ぶ長男は現在慶應義塾大学2年生。学習障害でもやり方次第で十分に学んでいけるノウハウを伝えようと、2018年に一般社団法人読み書き配慮を立ち上げた。近年、学習障害はメディアでも注目を集め、NHKハートフォーラムには過去5回毎年出演、親子の足跡を描いたEテレハートネットTV『”書けない”僕と母が歩んだ道〜学習障害と共に〜』はNHK厚生文化事業団福祉ビデオライブラリーやNHKティーチャーズライブラリーで無料貸し出し中。


菊田 有祐(きくた ゆうすけ)

慶應義塾大学環境情報学部 学生

読み書きに困難があるが、小学校高学年からタブレットによる配慮を受け始め、そのまま地元の公立中学に進学。高校入試では、時間延長などの配慮を受け慶應義塾高校に合格。現在は慶應義塾大学環境情報学部に在学。ファッションブランドYUSUKE KIKUTAを立ち上げ活動中。


受講方法

動画視聴+レポート提出

  1. お申込の翌月1日から3か月間、step1【すこやか】の4講座を視聴します。3か月間の視聴期間がありますので、ご自身の都合の良い時間帯にご視聴ください。
    (例:11月5日にお申込の場合、12月1日から視聴開始となります。12月30日にお申込の場合、2月1日から視聴開始となります。)
  2. step1【すこやか】の4講座に対して4つのレポートを提出

動画視聴に関する注意事項

  • パソコン、タブレット、スマートフォンなど動画視聴に耐えうる通信速度の環境でご視聴をお勧めします。

  • 動画視聴されるご本人の責任において、必要な機器や、通信環境のご準備をお願いします。インターネットの通信費は受講される方のご負担となります。

  • ご自身の通信環境の不安定さで生じた不具合(動画が閲覧できない、通信が途切れる、画面が不安定等)について当法人は保証いたしかねますのでご了承ください。

  • 動画サイトVimeoを使用します。詳細はこちらからご覧いただけます。→ Vimeoに必要な環境

注意事項

  • お申込前に必ず利用規約をご確認ください。→ 利用規約はこちら
  • 1人分の受講料で『複数人、グループ、施設内』等で視聴ページや資料等を共有することは固くお断りいたします。
  • 本コンテンツは、本講座の視聴用途のみにてご利用ください。
  • 本コンテンツの複製、上映、公衆送信、展示、頒布、譲渡、貸与、翻案、翻訳、二次的利用等は、目的の如何を問わずお断りします。
  • 本コンテンツを、著作権者の許諾を得ずに、複製、上映、公衆送信、展示、頒布、譲渡、貸与、翻案、翻訳、二次的利用等をすることは著作権を侵害する行為であり、その利用者は刑事責任を問われる可能性があります。また、これらの行為は講演者等の肖像権等を侵害する行為となります。 

受講証明書の発行について

step1【すこやか】の4講座に対して4つのレポートを提出後、1ヶ月以内にメールで受講証明書をお送りします。各講座のレポートはアンケート形式です。

実際の証明書の内容と変わる場合があります
実際の証明書の内容と変わる場合があります

受講料

一般 20,000円
サポーター 10,000円
学生 5,000円
  • サポーターとは、当NPOを継続的に寄付で応援されている方のことです。サポーターでお申込みされる方は、まずはサポーターへの入会をよろしくお願いいたします。サポーターについてはこちらです。
  • 学生は24歳まで。申込時に学生証の写真が必要になります。

お申し込みから受講までの流れ

申込締切:毎月25日 午前10時

  1. ページ下部の「お申込みボタン」からお申し込み下さい。
    (お申込みは専用サイト「Doorkeeper」を利用しています。Doorkeeperについてお知りになりたい方はこちらのリンクからご覧ください。)
  2. 事務局から動画視聴開始当日にメールで動画視聴リンクとパスワードをお送りします。
  3. お申し込みの翌月1日から動画を視聴できます。3ヶ月の視聴期間がございますので、ご都合の良い時間帯にご視聴ください。
  4. 各講座のレポートを提出した後、1ヶ月以内にメールで受講証明書をお送りします。

お支払い方法

  • クレジットカード
  • 銀行振込

キャンセルについて

キャンセルの場合は必ず inclusive@jiei.org までご連絡ください。

ご入金後の返金はありませんので予めご了承ください。 

お申し込み

多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】にお申し込みの方は、以下の赤いボタンからお申し込みページにお進み下さい(クレジットカード)。

銀行振込をご希望の方

銀行振込をご希望の方はinclusive@jiei.org まで下記の内容をメールでお送り下さい。追って、振り込み方法などのお知らせをお送りします。

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