NPO法人日本インクルーシブ教育研究所が提供する「多様な発想支援士養成講座」は、子どもたちが自分らしさを大切にし、幸せな大人へと成長するためのサポートを行う人材を育成するプログラムです。この講座では、受講者自身が探究し、多様性や相互承認の理解を深めることで、子どもだけでなくあらゆる人々との関わりを自ら考え、解決策を見出す力を培います。
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所では、毎年、学習・発達支援員の養成講座を開講し、教室での実践に役立つ知識とスキルを提供しています。しかし、多くを学び実践を積んだとしても、多様な子どもたちに寄り添い続けることはそう簡単なことではありません。
そこで、ライセンス取得者や過去に養成講座を受講された方を対象に、フォローアップ研修を毎年開催しています。本研修では、実践を深めるための学びを提供し、支援の質をさらに向上させることを目的としています。
今回の研修では、オランダ在住の三島菜央さんを講師に迎え、「自分らしくいることを大切にするオランダの教育」をテーマにお話しいただきます。一人ひとりが尊重されるオランダの教育から、学習や発達の支援のヒントを学び、日々の実践に活かしていきましょう。
自閉スペクトラム症のある子どもたちにとって、「伝わる言葉」は日々の安心と理解の土台になります。その言葉を届けるためには、まず私たち支援者・教育者が特性への理解を深め、情報処理の特性に配慮した表現を意識することが重要です。本講座では、自閉スペクトラム症の子どもたちが混乱せず、前向きに受け取れる文章表現のポイントを、具体的な事例とともに学びます。文章を通して「伝える力」を育むことで、支援場面や日常の声かけにも自然と応用ができるようになります。言葉の選び方ひとつで、支援の質は大きく変わります。子どもたちとの信頼関係をより深めるための、実践的なスキルを身につけてみませんか?