受講者の声
VOICE
「多様な発想支援士養成講座」を受講された方の声をご紹介。
受講を迷われている方もぜひご覧ください。
テーマ:インクルーシブ教育とは(基礎編)
インクルーシブ社会の重要性を学び、現状の偏りに気づきました
インクルーシブ。と言う言葉を最近知りました。
マイノリティに属する人を中心に学校を考えたら…のワークショップ。
そうか!そうなるのか!がいっぱいでした。
いかに今の社会がマジョリティに属する人中心に出来ているか。を実感しました。
青山先生の言葉に共感し、意識を持って全ての人に接したい
青山先生の動画から、印象的な言葉がいくつも出てきました。「優しいどうして」「集団の中の個」などなど。学習支援員として小中学校に勤務していた時はどこで学んだのか、私の中にそういった意識が常にあったような気がします。これからもそういった意識を忘れずに全ての人たちに接していきたいと思います。
テーマ:インクルーシブ教育とは(応用編)
全ての子どもにインクルーシブ教育を受ける権利がある
全ての子どもが、行きたい学校に行けたらなんて素敵なんだろう。と思った。
インクルーシブ教育を受けるのは、全ての子どもの権利である。
この言葉が心に残った。
多様性が尊重されない現状に気づき、行動したいと感じた
「学ぶことは生きること」城ノ内先生のお話を聞いて、強く印象に残った言葉です。日本ではまだまだ多様性が尊重されておらず、学びたくても学べない、つまり生きたいように生きられない人が多くいるのが現状です。そのために、自分の立場で何ができるのか、実際に行動したいと強く感じました。名古屋市では、R7年度に夜間中学校を開校します。よりよい学校にしていくためにも、城ノ内先生の実践から今後も学び続けたいと思います。
テーマ:特別支援教育からきたインクルーシブ教育
学びの選択肢を提供し、子どもたち自ら学びたくなる環境を作りたい
自分で自分に合った学びを身につけていくこと、そしてそれが社会生活の中でも活かされるように学びへの障害を除きデザインしていくのは、学びを提供する教える側の責任と自覚しました。学習者が自ら選択肢を選べることの意味も感じています。自分の仕事でも、子どもたちが自分で選択できなくなっていることを感じていました。子どもたちが学びたいと思えるような理由の提示をして、彼らの学びが自ずと動き出すように考えていきたいと思いました。
知的障害児のICT機器の使用方法の応用を学びました
タブレットなどのICT機器を授業で活用するのは、中~重度の知的障害児が在籍する学校ではその意図などが伝わりにくく(理解が難しい)なかなかできなかった。しかし、余暇の場面においては、自分で指先の動きに応じて画面が動くことに気付いたり、興味を引く画面に触れてみたりして、楽しむ姿をよく目にする。学習への活用と限らず、そうした使用方法をうまく応用するような方法もあるかもしれないと、講義を聞きながら考えを広げられたと思う。
テーマ:人権、共生、共学 ソーシャルインクルージョン
就労準備性ピラミッドの土台は学校だからできることもあると感じた
就労準備性ピラミッドは、いろんな場面で目にする。どうしても、生徒を「就労させるために授業をしているわけではない。学校で楽しい時間を過ごしてほしい」と、思ってしまいがちだが、特にピラミッドの土台の部分は、家庭とより密な関係を築いている学校だからこそできることもあると感じた。働くことを通じて社会を支える側にいるということを実感するような体験は、学校の中での係活動などを通じても実感していってもらいたい。
障害者からのリアルな意見をもっと聞きたいと思った
初めて障害を持つ方のリアルな声を聞いた。今まで、何気なく聞いていた言葉が
障害者の方からすると「上から目線」「もやもや」「気持ち悪さ」「居心地悪さ」につながることを知った。
インクルーシブを考えるとき、学ぶとき。こういうリアルな声をもっと聞きたい、と思った。
テーマ:多様な視点
「見た目問題」に気づき、出会うことの大切さを改めて感じた
とても誠実なお話でした。「生まれてきてよかった」と心から話される姿にすごいとしか言えません。人が大切にされることって本当に大事なんだな。「見た目問題」という言葉も初めて知りました。これからの自分に役立てたいことはたくさんありますが、「どれだけ自分と向き合ってくれる人に出会うか」まずは、そのことを大切にしていこうと思います。出会うことの大切さ、この講座すべてが、その一つなのかもしれません。
障害に関わらず、人に頼める人間関係構築の大切さを学んだ
貴重な体験談を聞かせていただきました。
「なんでも一人でやることが自立だと思っていたけど、できないことをできないと周りに言える、できないことを頼める人間関係ができているかが大事だった。」という言葉は障害の有無に関わらず、社会で生きていく上で大事な観点だと思います。
テーマ:地域の取り組み、学校づくり、先進的な海外の教育
子どもが疑問や質問をしっかり考えられる取り組みが重要だと思った
「『批判的思考』を育てることが、デモクラシーをもつ第一歩である」という言葉が、幼児教育に関わるものとして、とても考えさせられた。批判的思考は建設的問題解決能力を養うと話された。好奇心をもつこと、様々に試すこと、疑問をもつことは、今まさに「子ども主体の保育」と言われる中で、保育の在り方を考えながら取り組んでいることでもある。
今回学んだことは、幼児の興味関心、好奇心を出発点としながら、子どもたちが疑問や質問をしっかりと考えられるような時間をもち、子どもたち自身がかじ取りをできるように意識して取り組んでいくことだと思った。
異なる意見を価値に変え、文化を変える必要性を感じた
川添さんの留学での原体験をお聴きしながら、私自身、まだまだ人と意見や考えが違うことにどこか敏感で、正解にすがろうとして安心を求めたがると感じた。正しいとか違うとかではなく、違うことに価値を見出すために、まずは身近なコミュニティの雰囲気、文化を変えていく必要があるとも感じた。そこが変わらないと、本当の意味で、「違い」を価値に変えていくことはできない。「自分というものは異質の中で発見していく」本当にそうなのかもしれない。この講座を受講していることも。
Illustration by Naoko Ikeda
Logo design by Yukimi Nishimura