自閉症の子ども達に伝わる言葉えらび

主催:NPO法人日本インクルーシブ教育研究所
どう伝えればいいかわからない…その悩み、ここで解決できます
「コミュニケーションがうまく取れない」「人との関わりが苦手」「強いこだわりがある」——そんな特性を持つ自閉スペクトラム症の子どもたちに、うまく教えたり、伝えたりできずに困った経験はありませんか?
また、「きちんと伝わったはず」と思っていたのに、実はうまく伝わっていなかった…そんなこともあるかもしれません。
この講座では、自閉スペクトラム症の特性を理解し、認知特性に合った伝え方を学ぶことで、子どもたちに正確に思いを届け、人間関係をより良くするための方法をお伝えします。
ポイントは「具体的に、肯定的に、視覚的に」
伝える側が「丁寧に、詳しく伝えすぎると、かえって失礼になるのでは?」と遠慮してしまい、表現があいまいになったり、説明を簡単に済ませてしまうことがあります。
しかし、それがかえってコミュニケーションの行き違いを生み、人間関係がうまくいかなくなる原因のひとつになることもあるのです。
この講座では、全18回を通して、自閉スペクトラム症の特性を理解し、それぞれの受講者の体験をもとに、具体的な伝え方を学んでいきます。
どのような理解と支援があれば、自閉スペクトラム症の子どもたちにとってわかりやすく、私たちにとっても伝えやすくなるのか—— そのヒントがつまった動画を講師紹介のすぐ下にご用意していますので、ぜひご覧ください。
概要
開催期間 | 2025年6月16日(月)〜2026年3月2日(月)全18回 |
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時間 | 20:00~22:00 |
会場 | オンラインライブ(Zoom) |
定員 | 10名 ※先着順受付 |
受講料 |
一般:120,000円 サポーター:100,000円 ※お支払いは一括と分割からお選びいただけます。一括払いの方には1万円の値引きがあります。 |
申込締切 | 2025年6月6日(金)18:00 |
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サポーターとは、当NPOを継続的なご寄付で応援してくださっている方々のことを指します。
サポーターとしてお申し込みをご希望の方は、まずはサポーターへのご入会をお願いいたします。
サポーターの詳細については、こちらのページをご覧ください。
※講座はこれから開講しますが、ご都合に合わせて途中からのご参加も歓迎しております。参加をご希望の方は、お気軽にメールでお問い合わせください。inclusive@jiei.org
対象
- 教育関係者
- 支援者
- 保護者
- 自閉スペクトラム症の人達とのコミュニケーションを学びたい方など
日程とプログラム
受講者それぞれのペースや状況に合わせて進めていきます。毎回テーマは決まっていますが、その通りに進まないこともあります。全体を通して内容を学んでいくイメージでご参加ください。
1回 |
2025年 6月16日(月) |
自閉スペクトラム症の基礎理解 |
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2回 |
2025年 6月23日(月) |
5文型の理解(見解文、協力文、指導文、肯定文、調整文) |
3回 |
2025年 6月30日(月) |
指示よりも説明を多くして理解を促す |
4回 |
2025年 7月7日(月) |
子どもの興味・関心に合わせた書式スタイルで 字義通り正確な表現で書く |
5回 |
2025年 7月14日(月) |
まずは褒める文章を書くことの重要性 |
6回 |
2025年 9月1日(月) |
文章が判定基準に合っているかどうかの確認 |
7回 |
2025年 9月8日(月) |
知っておくべきASDの脳機能と認知の特性 |
8回 |
2025年 9月22日(月) |
視覚支援の効力 |
9回 |
2025年 10月6日(月) |
コミック会話、色の使い方 |
10回 |
2025年 10月20日(月) |
ソーシャルストーリーを子どもに見せる時のコツ |
11回 |
2025年 11月10日(月) |
心の理論 |
12回 |
2025年 11月17日(月) |
相手の視点に立つ能力、ジョイントアテンション |
13回 |
2025年 12月1日(月) |
中枢性統合機能の不全への対応 |
14回 |
2025年 12月15日(月) |
実行機能の不全への対応 |
15回 |
2026年 1月19日(月) |
狭い独特な興味関心への理解と対応 |
16回 |
2026年 2月2日(月) |
ASD思考への理解 |
17回 |
2026年 2月16日(月) |
ポジティブな自覚と信頼関係 |
18回 |
2026年 3月2日(月) |
まとめと対話 |
※毎回のオンラインライブ講座終了後に、録画を2週間の期限付きでご覧いただけます。グループに分かれて書く練習をする時は録画ができないため、できるだけ欠席しなくて済むよう日程の調整をよろしくお願いします。
ナビゲーター
原田 潤哉
Autism Life Support Hiroshima いんぐりもんぐり&Kure あかり 代表

広島修道大学在学中、財満義輝教授のもとで学びながら、自閉症の子を持つ親の会「雑草会」を中心に、自閉症の方々と関わる活動に携わりました。その経験から、日本における自閉症の方に適した療育の必要性を強く感じ、2002年にアメリカ・ノースカロライナ州にて、構造化支援、PECS(絵カード交換式コミュニケーション)、感覚統合などを学びました。
2003年には、「Autism Life Support Hiroshima いんぐりもんぐり」および「Kure あかり」を立ち上げ、支援活動を開始。
現在は、障害のあるきょうだいを持つ子どもたちへのサポートを行う「広島きょうだい会 VVSC」を運営しているほか、広島障害児心理研究会や広島自閉症治療教育・支援研究会の活動にも参加しています。
また、広島大学大学院では、知的障害・肢体不自由・病弱・視覚障害・聴覚障害のある児童・生徒・成人への特別支援教育について学び、2021年に教育学修士号を取得・修了しました。
保有資格:中学校教諭免許、公認心理師
中谷 美佐子
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所 理事長

広島のテレビ局でアナウンサーやディレクターとして働いたあと、2000年頃から教育に関する取材を始めました。
不登校の子どもたちの取材を通して、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD、LD(学習障害)といった発達特性を知り、そこから特別支援教育やインクルーシブ教育の大切さに気づくようになりました。
そんな思いから、2013年に「特定非営利活動法人 日本インクルーシブ教育研究所」を立ち上げ、多様な子どもたちが自分に合った学び方で楽しく学び、認め合いながら成長できる社会や学校を目指して活動しています。
また、FMちゅーピー「広島すまいるパフェ MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!」では、2013年から2023年までの10年間、インクルーシブ教育や通常学級での特別支援、子どもの発達に関するお話を発信してきました。
ご受講にあたってのお願い
1パソコンを操作できること、メールの送受信ができること
当NPOでは、パソコンの基本的な使い方やメール操作に関する個別のお問い合わせには対応しておりません。
操作に不安のある方は、お近くのパソコン教室などへご相談ください。
2ご自宅に安定したインターネット環境があり、オンラインライブ講座に参加できること
受講にあたっては、下記の「Zoom(オンラインライブ配信)をご利用いただく際のお願い」もあわせてご確認ください。
3受講料を期日までにご入金いただけること
振込期限などの詳細は、下記の「受講料について」をご覧ください。
4講座受講中に知り得た個人情報について、秘密を守ることにご同意いただけること(秘密保持の誓約)
5講座内で使用する資料・映像・写真などの著作権および肖像権を尊重し、順守いただけること
Zoom(オンラインライブ配信)をご利用いただく際のお願い
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Zoomは最新版をご利用ください。初めて利用される方は、下記URLから事前にダウンロードをお願いいたします→ https://zoom.us/download
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安定した通信環境で参加いただくためパソコン等をケーブルで繋いでご参加ください。
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参加ご本人の責任において、参加に必要な機器や、通信環境のご準備をお願いいたします。インターネットの通信費は参加者のご負担となります。
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ご自身の通信環境の不安定さや機器の設定等で生じた不具合(ビデオ会議システムにつながらない、通信中に通信が途切れる、画面が不安定、音声が聞こえない、音声が小さい等)について当法人は保証いたしかねますのでご了承ください。
- 接続に不安のある方は、事前にZoomの接続テストサイトにてご確認ください→ https://zoom.us/test
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Zoomの画面上では顔出しをお願いしております。
- お近くで同時に複数台のパソコンを利用される場合はハウリングが起こりやすくなります。その場合はマイクとイヤフォンを利用されると良いかもしれません。
- 詳細はこちらからご覧いただけます → Zoomに必要な環境 Zoom参加手順
安心してご受講いただくために
受講前にご確認いただきたいこと
受講お申し込みの際に、以下のようなご様子が見られる場合には、カウンセリング・セラピー・医療的なサポートが必要と判断し、受講をお断りさせていただくことがあります。
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感情のコントロールが難しく、衝動的になりやすい(例:カッとなりやすい)
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他人の欠点に過度に目が向いてしまう
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ご自身の心身の状態を把握することが難しい
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自己理解が十分でなく、ご自身の特性への戸惑いが強い
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強い生きづらさを抱えている
受講者の安全と学びの場の安心感を大切にするため、どうぞご理解・ご協力をお願いいたします。
受講後の言動に関するお願い
受講開始の前後を問わず、当法人の関係者や他の受講者に対する誹謗中傷や暴言などの行為(誤解に基づくものを含む)が確認された場合には、受講の途中であっても継続をお断りすることがあります。
その際の受講料の返金は致しかねますので、あらかじめご了承ください。
個別支援料について
受講開始後、受講者の言動(例:否定的に捉えやすい、言葉を字義通りに受け取りやすい、パニックを起こしやすい、攻撃的な反応が出やすい、細部に過度にこだわる など)から判断し、受講を継続するために個別のサポートが必要と認められる場合があります。
個別支援の内容には、視覚的なサポートや認知行動療法的なアプローチなどが含まれます。
このような個別支援が必要と判断された受講者には、受講料とは別に個別支援料 60,000円を頂戴いたします。あらかじめご了承ください。
そのほかにご確認いただきたいこと
当法人の講座は、特別な医療的効果や治療的効能を目的としたものではありませんが、感覚過敏のある方の場合には、以下のような刺激によってつらさを感じることがあります。
例:パソコン画面からの光や音、蛍光灯や窓から差し込む光、講師の話し方・声のトーンや響き など
感覚過敏のある方は、受講時に快適にお過ごしいただけるよう、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドセットやイヤホン、ブルーライトカット眼鏡、感覚調整グッズ、クッション、簡易パーティションなどを、可能な範囲でご自身にてご準備いただきますようお願いいたします。
受講料について
お支払い方法
- クレジットカード
- 銀行振込 ※振込手数料はご負担願います。
お申し込みについて
申込締切: 2025年6月6日(金)18:00
講座が始まっても、途中からのご参加も歓迎いたします。ご希望の方はメールでお問い合わせください。
キャンセルについて
キャンセルをご希望の場合は、必ず inclusive@jiei.org までご連絡ください。
お申し込み・ご入金後のキャンセルは原則としてお受けしておりませんが、やむを得ない事情がある場合には代理の方によるご出席が可能です。
なお、本講座は継続的に学ぶことで理解が深まる内容となっているため、複数人での代理出席(交代での参加)はご遠慮いただいております。ご理解のほどお願いいたします。
※一度ご入金いただいた受講料は、ご返金いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
お申し込み
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