私たちの身近なところで、静かに取り残されている子どもたちがいます。
学校で、家庭で、地域で──本来、誰もが居場所を持つべき場所で、見えない孤立が進んでいます。
たとえば ・・・
【発達障害がある高校生】
自分と周囲との違いに戸惑い、学校ではうまくなじめず、唯一認められる場所がゲームの世界でした。
大学受験に失敗し、「自分は勉強に向いていない」と思い込んでしまい、引きこもりに。
昼夜逆転の生活を続け、社会との接点を失っています。
【中学時代、親も教師も特性に気づかず、同級生の言いなりになってしまった少年】
ある日、学校の窓ガラスをすべて割り、主犯格として少年鑑別所へ。
実際は操作された側だったにもかかわらず、自分の思いをうまく言葉にできず、周囲も理解しませんでした。
その後も社会から孤立し、居場所を求めてホスト業界へ進むも挫折。
美容整形を繰り返しながらも自己肯定感を得られず、現在は引きこもりの生活に。
【小学2年から不登校の女の子】
家族は父の暴力により離婚、母はうつ病で働けず、社会とのつながりを絶たれた状態が長く続きました。
支援の手が届く地域へ引っ越したことでようやく人と関われるようになりましたが、就労には至らず、家庭内で過ごす日々が続いています。
こうした子どもたちは、どの町にもいます。 一見、特別な話のように思えるかもしれません。
けれど、社会の仕組みが「みんなと同じであること」を前提にしている限り、 そこから外れた子どもたちは静かに、確実に、こぼれ落ちていくのです。
そして、その影響は、やがて日本社会全体に跳ね返ってきます。
労働力の減少、社会的孤立の増加、分断と差別の助長。 どの問題も「教育のあり方」と無関係ではありません。
私たちNPO法人日本インクルーシブ教育研究所は、 「違いがあることを前提にした教育」=インクルーシブ教育を広げることで、 すべての子どもが、自分らしく生きられる社会を目指しています。
これは、障害や不登校の子どもたちだけの問題ではありません。
今の社会に生きるすべての人に関わる“いま”の課題です。
私たちは誰もが希望を持てる未来を、今、あなたとともに育てたいと思っています。
私たちの活動は、行政からの助成や制度だけに頼らず、 多くの個人・企業の支援で成り立っています。
より多くの人に届く発信を。 誰もが学びあえる場づくりを。 そして、子どもたちが希望を持てる社会の土台を。
一緒につくっていきませんか?
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2025年8月期生(8月1日~10月31日)募集中です。詳しくは講座トップページをご覧ください。
Illustration by Naoko Ikeda
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